2013.Jul. 30
ロードバイクの完成車を購入すると当然付属しているドロップハンドル。ついていたものをそのまま使い続ける方が多いと思いますが、ハンドルにも色々な種類が有ります。体格や好みに合わせて交換するとロードバイクがもっと乗り易くなるはず!
ハンドルにはサイズがあります。幅は同一モデルで何種類か用意されています。
ここは肩幅に合わせるのがスタンダードです。 自分に合った幅に交換する事で意外なほど乗り易くなります。
リーチとドロップはモデル毎に違っています。
リーチはハンドル手前からレバー取り付け部まで。ドロップは上ハンと下ハンの落差を表します。 現在はショートリーチ、少ドロップのハンドルが主流で、多くの完成車に採用されています。
リーチを変えるとブラケットの位置が変わります。ステム交換でも同じですが、ハンドル手前を握った時の位置が変わらないという違いが有ります。
実はハンドルそのものの形にもいくつか種類があります。
こちらはクラシックな”シャロー”。昔ながらの形状ですね。リーチ、ドロップ共に大き目です。ブラケット部には段差ができます。下ハンを持った時にブレーキレバーを握りやすい形状です。また、持つ場所の自由度も高いです。
”アナトミック”
ブラケット部が平行で、下ハンが直線で構成されているのが特徴です。シャローに比べて握りやすくなっていますが、ブレーキレバーが遠くなるので手の小さい方には不向きです。 ポジションがバッチリ合えば非常に使いやすいハンドルです。
“アナトミックシャロー”(コンパクト)
上ハンはアナトミック、下ハンはシャローの特徴を持っています。ショートリーチでブラケットを握りやすくドロップは少ないので下ハンを持った時のポジションがきつくありません。ブレーキレバーも近くなります。近年の主流です。
このようにハンドルには多くの種類があります。たとえば手が小さい方や、ハンドルが少し遠いと感じる方には写真の「Dixna J-fitモア」がおすすめです。
小柄な日本人向けに作られたハンドルで、レバー位置が近く幅も360mmからラインナップ!リーチが短めなので近いポジションでハンドルを握れます。
ロードバイクは乗り手のレベルや体格に合わせて細かく調整をすることで本来の性能を発揮します。お気軽ご相談ください!
握り具合はブラケットでも大幅に変わります。右はおなじみのシマノ105、左はスタッフH愛用の旧式カンパニョーロ。カンパニョーロは一回り小さく角も丸いです。
手が痛い、ブレーキをかけにくい等の不満には大がかりですが思い切ってレバーそのものの交換もおすすめです。