2017.Oct. 2
毎度ありがとうございます、GROVE宮前平 加藤です。
気づけば10月に入りツールドおきなわまで後1か月ほどとなってしまいました。今月は更に練習量を増やすためにランチタイムローラーをプラス。早速昨日よりスタートし、メニューはL5(Vo2MAX)・3分×3本、レストL1・1分×3本。短い時間の中で行わなければならないという点と、沖縄の絶え間なく続くアップダウンに対応できるよう考慮して短時間高強度の内容。
サドルの選定に少し悩んでいましたが、登りでの前後移動のしやすさに重点をおきS-WORKS TOUPEに決定。骨盤を立てないといけないサドルなので大会までに柔軟性をもう少し上げたいところ。
後は大事な大事な補給食の選定…先日入荷してきたエネもちがなかなか良さそうです。またロングトレーニングをしながら絞っていきます。
話は変わって先日漸く入荷してきたS-WORKS TARMAC SL6のDi2完成車を組み立ていたしました。
私的注目ポイントはこのD型断面シートポスト。
空力を上げたければ翼断面形状にすればいいのですが、そうすると縦にしなりにくくなり快適性は大幅に下がってしまう。D型は所謂カムテール形状という後端をスパッと切り落としたデザインで、快適性を損なわずに翼断面形状の物と変わらない空力性能を得ることができる。
カーボンの積層も見直されていて上部は非常に薄くなっている、上部のロゴが薄くて見えづらいのはその関係だろうか。
SL6に試乗した際に感じた非常に高い快適性はD型の形状とカーボンの積層も見直されたこのシートポストによる部分が大きいのでは。
シフトワイヤーを通す場所がダウンチューブ両サイドから上面に。
Di2組みだとダウンチューブにでっぱりがなくなるため見た目スッキリ&空力アップ。
少しここからDi2よりのお話
ジャンクションAはハンドルバー内蔵型のEW-RS910。ステム周りがスッキリします。
今回のDi2完成車にはワイヤレスユニットではなく2ポートジャンクションEW-JC200が付属。
オーナー様には新型ワイヤレスユニットEW-WU111を追加いただき装着。ジャンクションと入れ替えるだけで簡単に導入できます。
ワイヤレスユニットがあるとサイコンにギアのポジションやバッテリーの残量等を表示できるようになるのですが、
この新型ワイヤレスユニットと新型バッテリーBT-DN110を組み合わせることによってBluetooth接続でのE-TUBE Projectを使用することが可能に。今まで有線でパソコンにつないでファームのアップデートやスイッチのカスタマイズを行っていたのをスマートフォンのアプリケーションで行えます。
意外と知られていない(?)ブラケット上部のスイッチA。
その名の通りなのですがここもスイッチになっていてE-TUBE Projectにてカスタマイズが可能。シフト操作を割り当てたり。ガーミンのページ送り操作にしたり。ちなみに私はE-TAPのようにリアのシフト操作を割り当てています。(両押し操作は残念ながらできません。)
このスイッチが搭載されているのはST-R9150、ST-9000とデュラエースグレードの特権だったのですが、もうまもなく発売されるST-R8050・念願のアルテグラグレードにも搭載されます。
ワイヤレスユニットを含めDi2導入のご相談はお気軽にどうぞ。
そして、S-WORKSの完成車は納車前にスペシャライズドのフィッティングサービス「ボディジオメトリー・フィット」を実施していただくと、ライダーに最適なサイズ選択とパーツサイズを提案。結果に基づいて、ポジションを向上させるスペシャライズド製パーツは無料で交換できる”S-WORKS FiT プレミアム”をご利用いただくことができます。ただでさえ優れた完成車のパッケージが更に魅力的に。
私も完成車を頼んでしまいました。おきなわに間に合えと祈る日々です。
ではまた。