2020.Aug. 4
青森県の中央部に位置する白神山地。
秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯です。
人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林と貴重な生態系があります。 1993年に世界遺産(自然遺産)に登録されました。
その白神山地を抜ける弘前市から日本海は深浦町岩崎まで続く念願のロングダートを今回はリリースされたばかりのTURBO CREO SL EVOでのライド。
過去2回試みるも、台風や大雨の影響による通行止めにより走る事が出来ず今回は念願のライドです。
スタートはアクアグリーンビレッジANMON。
エクステンドバッテリーにを装着し、予備の水は2Lをサドルバックに装備。
さらにおにぎりや冷たいCorkなど十分すぎるおやつと、バイクトラブルに対処すべくチューブ2本、パッチ、暖かいジャケット、ライトなど装備。
チューブレス化とカセットスプロケットをM8000にアップグレードした以外はデフォルトの仕様。
清掃が行き届いた施設。 穏やかに過ぎる時間が心地よくずっとのんびりできそうなロケーションでしたが、気を引き締めトイレとバイクのチェックを済ましスタートです。
ANNMONから1分で林道の入口に。
奥に見えるは念願のダート。約42km(実際は40kmほどでしたが・・・)
期待と不安(熊さんには絶対に合いたくない!!笑)を胸に走り出します。
深い山々がお出迎え。 気持ちの良い。
先ずは路面に合わせてタイヤの空気圧を抜きながら感覚を合わせてカスタム設定したECOモードでノンビリ。
しかしながら勾配があり砂利が深い場所でケイデンスが50に落ちたときアシストが弱くなるTURBO SL。 急勾配で荒れた路面でケイデンスを保てるフロントチェーンリングの小径化の必要性を感じました。
色々とテストしていきたいポイントです。
高いフレーム剛性はサドルの後ろに積載したバックの重量が全く気にならない程。 ふらつきもなく操作性は快適そのもの。
一つ目の峠『津軽峠』に到着。
ここはバスの停留所となっており、左奥が『マザーツリー』まで続くトレール。
折角なので訪問を散々迷いましたが熊さんが怖く断念(笑
一つ目のおにぎりポイント。良い景色とおにぎりの相性はやっぱり抜群。
ワクワクが止まりません。
林道ソロライドは怪我を出来ない緊張感と自然の中に身を置くリラックス感が堪らなく良いですね!
ドロッパーシートポストが便利でダウンヒルセクションでのバイクコントロールがホント楽しい!!
2つ目の峠『天狗峠』に到着。
路面が程よく整備され38Cのタイヤが丁度良い感覚。
マウンテンバイク程のサイドグリップな無くコーナーリングの限界が低いのでコーナーリングで攻めすぎずむしろ安全。
たまに現れる舗装路がなぜだか天国のように感じホッとします。(笑
見渡す限りの山々。 鳥や虫の声がダートを転がるタイヤの音。
ロケーションにただひたすら酔っていると、2度目の熊の糞を発見しビビり・・・ 緊張感を取り戻します(笑
ときより林道は森の中へ。
涼しくて木漏れ日のきれいな林道。
ですが、先ほどの『熊さんの糞』といい、野生動物さんが怖くて落ち着きません(笑
そんなところに地元のバイク乗りの諸先輩方々に『自転車で走ってて熊は怖くないのかい?』と話しかけられメンタルにさらに追い打ちがかかります・・・
三つ目の峠『一ツ森峠』 林道に奇麗な青看板があるなんて何となくミスマッチ。 岩崎側は路面がキレイで走りやすい。
TURBOモードも使用しペースが上がります。
奇麗なダウンヒルセクション。
やっぱりダートは楽しい。 この時ばかりは熊さんの存在をこたぁ忘れて無我夢中。 CREO SLでライドする林道はスリルとスピード感が丁度良い!
そして程よくダートも終わり岩崎側のゲートにて。
あとで知りましたが白神山地はツキノワグマの生息地で、山菜取りに3度出かけると一度は遭遇するほどだそう。
今回はバッタリ合う事もなく走り抜けましたがここを走る際はしっかりとした熊鈴と熊除けスプレーは必需です。
そして海を目指して再スタート。
潮の香りが鼻に届くころ
奇麗に整備された『白神ライン』の石碑で記念にて。
そして日本海を渡る気持ち良い風。
このまま海岸線を深浦駅までポタリング。
私がお勧めしたい、山の中から海をゴールにしたライド。
海がゴールって最高に気持ちいい。
相棒のCREO SL EVOとの貴重な思い出。
TURBO CREO SL EVOの可能性を大きく感じたまさにピッタリのバイクでした。
白神山地のブナ林をロングダートで抜ける『岩崎西目屋弘前線』
ボリュームはライドタイム5時間 / 走行距離92km / 1,682UP
GROVEお勧めのダートツーリングルートです。