2022.Jun. 29
自転車のカスタムと聞くと必ず候補に挙がると言っても過言では無いホイールの交換
様々なメーカーからラインナップされているホイールですが、同じ名前でもグレード違いのホイールなども有ります。
今回はROVAL社のRAPIDEホイールを比較してみたいと思います。
まずはホイールの概要から
この様にフロントとリアでホイールの幅が異なります。
フロントホイールが最初に風に当たる部位であり、また横風による不安定な挙動の主な原因となるからであり、リアのリムより低くて太く作られています。そうして出来上がったのが、CLX 50より横風の影響を25%受けにくい、重さ649gのフロントホイールです。リアホイールがフロントより大幅にディープで細いのは、それがバイクの後端を担う部位であるがゆえ、リムハイトが高くても横風の影響を全くと言って良い程受けないためです。
CLXとCLグレードはリムが共通になっているので外周の軽さは変わらず
スポークとハブの違いによって性能が変わってきます。
まずはCLグレードから
DT SWISSの350ハブを採用し、スタンダードな円形のスポーク(ラウンドスポーク)で組みあがっています。
重量は実測値で1520g
高いリムハイトですが中々軽いですね(笑)
続いてCLXグレード
エアロ形状のハブにエアロスポークと空気抵抗を最優先に考えられたデザインです。
重量は実測値で1400g
更に軽い…
そしてハブの見た目が明らかに違います。
両者DTSWISSのハブを採用していると説明しましたが、CLグレードがスターラチェットハブなのに対し、CLXグレードはラチェットEXPというシステムが採用されています。
詳しく説明してしまうと長くなってしまうのでざっくり説明すると『軽量で軽量で剛性が高く耐久性の高いハブ』です。
そして重要なポイントが歯数が違うという点です。
CLグレードの歯数が純正で18Tなのに対してCLXグレードだと36Tと2倍です
写真の上が18T下が36Tです。こちらも見た目ですぐわかる程ですね(笑)
やはりペダリングの掛かりの良さが変わってきます。
あくまで個人的に感じた感覚的部分にはなりますがCLXとCLを1000km程使って感じた事を…
速度の維持などは違いを感じれませんでしたが5%以上の登り坂や、速度を乗せていくのはCLXの方が楽に感じられました。
メンテナンススタンドに自転車をかけてホイールだけを回した時はやはりCLXの方が回ってくれます。(上位グレートなので当たり前ですが…)
走り出してしまえばリムがしっかりとしている為かシャキッとした加速感で街中でも楽しめます。
ラチェット歯数の違いや重量、ハブ等の要因が考えられますがCLグレードでもCLXに近いフィーリングで走れるのは流石ROVALだなと思います。
RAPIDEではCLグレードは発売されてはいませんがALPINISTではCLグレードが出ているのでお買い得な狙い目ホイールですね。
皆様も走りが変わるホイールをアップグレードしてみてはいかがでしょうか?
是非店頭にてスタッフにご相談下さい!