2022.May. 31
Panaracerから話題のロードバイクタイヤのAGILESTが発売されましたね。
どんなタイヤなのかと興味が尽きないのが自転車乗りとしての宿命かもしれませんね(笑)
まずはアジリストがどんなタイヤなのかこちらの動画をチェック!
アジリストは圧倒的な転がりの軽さを保持しながら、高い耐パンク性能とグリップ力、しなやかさをも同時に実現する究極のバランス『Panaracer Ratio』を体現する新しいスタンダードモデルになります。
今回はこの中でも最軽量モデルと中々にキャラクターの濃そうなAGILEST LIGHTを試してみました。
AGILEST LIGHTが通常のと何が違うのかというと…
『AGILEST以上の圧倒的な走りの軽さを実現するために、トレッドパターンから原材料まで全方位による専用設計がなされたモデル。
新テクノロジー「ZSG AGILE Compound」、「Tough & Flex Super Belt」により、
極限まで軽量性を求めたGILLARから重量を増やすこと無く、転がり抵抗低減が実現した超軽量レーシングタイヤ。』
ということで原材料までもが違うというメーカーの本気度を感じずにはいられないモデルです。
軽量が売りであるこのタイヤの重量は25cでなんと170g!
今までのS-WORKS TURBOTIRE(26c)が220gとオールラウンドタイプの中でも平均的な重量でしたが片側で50g、前後で100gの軽量化となりました。
自転車に取り付けようと箱から取り出した時には軽すぎて思わず笑みがこぼれてしまいました。
タイヤ自体はとても薄くしなやかなで、ホイールにはめる際も硬さ等は感じられず簡単に装着することが出来ました。
空気圧は前後とも6.3barでセット どんな乗り心地なのか気持ちが高まります。
軽量タイヤを付けたのなら行き先はやはり山でしょ!ということで宮前平店スタートで埼玉県の飯能市周辺の坂に行って参りました。
スタートしてまずはひたすら平坦の多摩川サイクリングロードを羽村市まで、平坦では軽さを感じるシーンは少なかったですがアンダーパス等の登り返しで軽いかな?と感じる程度でした。
青梅街道のアップダウンや青梅秩父線を軽快に進んで行くと気付けば埼玉県に
このアップダウンゾーンを走っている時にいつもとは違う軽快さがありました。
緩斜面でバイクを振ると気持ち良く加速していき、10%の勾配が続く坂も気持ち良い回転数でペダルを回せました。
個人的には勾配のキツイ坂やこぎ出しの軽さで恩恵を受けられているような印象でした。
正直登りは苦手な私ですが、頂上の景色を見るとまた挑戦したいと思ってしまうのです。
特にこのタイヤを履いて走った今回のライドは思わず何個か峠をつないで走ってしまいました(笑)
今までは良かった所を挙げてきましたがここで少し気になった点について、
やはり軽量タイヤだからかデコボコしている路面では乗り心地はいつもより振動が強い印象でした。我慢出来ない!なんて事は全然無いので悪しからず。
峠の下りにある減速帯や峠あるあるの傷んだアスファルトの上を走るとゴツゴツした衝撃がダイレクトに伝わってきます。
タイヤのグリップ力は良かったので安心して登りも下りも楽しめたので個人的には良いタイヤをセレクト出来たなと非常に満足です。
対パンク性能が大切だと考える方はスタンダードタイプかDUROでも良いかもしれませんね。(スタンダードタイプだと同じ25cで190gと既に軽いですし…)
ヒルクライムが好きな方には片側170gという数字は魅力的なのではないでしょうか?
自分もお気に入りタイヤがまた増えてしまいました…
是非皆様も使って乗り味の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。