2020.Apr. 22
先日、幸運にもSPECIALIZED Turboシリーズを試乗する機械に恵まれ私が強く『出会い』を感じた1台、CREO。
試乗させて頂いたルートは通常のロードバイクでは使用しないであろう変化に富んでいてフラットダートや路面の荒れたUPダウンなど変化に富んだルート。
アシストは聞いているのにペダリングの楽しさは失われていない感覚とその可能性に胸が高鳴りました。
最近、スポーツバイク界ではE-BIKEの話題が多くご興味をお持ちのライダーも多いかと思います。
その中でもSPECIALIZEDのE-BIKEは今までと違うぞって。
試乗させて頂いたのは2020 SPECIALIZED TURBO CREO SL EXPERT CARBON EVO。
11rを使用したカーボンフレームとパーツアッセンブルがアドベンチャーバイク仕様となっているモデル。

先ずは一際目を引くカラーリング。
ダートやウエットコンディションとライド後の汚れとの相性がよさそうなグラフィック。
38Cという太目のスキンサイドのタイヤ、様々なライディングに必至のドロッパーシートポスト。
同グレードのRoad仕様のモデルに比べよ約900g重量増となるEVO。
Roadグループライドでの試乗でしたがアシストがあるE-BIKEなので迷わずこのバイクをセレクト。

駆動系はCREOシリーズ共通のギア比を採用しておりフロントはシングルギア。
左右同じ形状の専用クランクをスペック。歯数は46tでBCDは 110。

リアはMTBのコンポーネントを採用し11T~46TカセットをXTb Di2ディレイラーでシフト。

私が新しい可能性を感じたポイントの一つ。 50mmストロークのドロッパーシートポストを搭載。
重量増になるドロッパーシートポストは通常は敬遠しがちになりますがここは快適装備として新たな感覚。
様々なシチュエーションごとで最適なサドル高を選択できる。 ここまではE-BIKEでは無くても同じですがダートやならダートやテクニカルな登りでもパワーアシストさえあれば操作性や快適性が高い『楽なサドル高』も選択肢に入っていても良いなと。
ドロッパーシートポストの存在意義が車体の重量増を勝った瞬間でした。
そしてタイヤもその一つ。

装着されるタイヤはPathfinder Pro 2Bliss Ready, 700×38C。ちょっと太く感じますがチューブレスを相まって快適性に貢献。

組み合わされるCARBONリムはC38と共通の物。 林道・酷道・廃道・秘境。様々な走ってみたい景色と共にワードが浮かんで来ました。
モーターによるアシストで初速の”重さ”が気にならず、24kmまですぅ~と押してくれるので30kmまでの加速もさほど苦にならないことも新しい感覚。

ROUBAIXで好評のFuture Shock 2.0 w/ Damperを装備。
当たり前ですがこれがそれはもう快適。
ダイヤル調整式となるFuture Shock 2.0は不要なストロークをダイヤル調整で調整が可能。
38Cのタイヤと相まってダート走行でも快適すぎるくらい快適。

最後にTOPチューブ上部にあるコントロールパネル。
スマートフォンとBluetoothで接続可能。 アプリケーションを使用し距離、心拍、標高とフィールドに合わせて様々な設定も出来てしまう。
航続距離はデフォルトのバッテリーで最長130km、最長65kmを上乗せすることも出来る”エクステンダーバッテリー”がオプション設定される。
さらに、アプリから距離を設定すれば消費電力をコントロールし指定した距離までコントロールしてくれ、アシスト介入の加減もコントロールが可能。
これだけの容量と設定範囲があれば、余程の不注意が無ければ林道の奥深くでバッテリー切れに見舞われることは無いでしょう。
悪路や荷物、様々な条件が重なるほどこのバイクの可能性を感じずにはいられないと。色々と妄想が尽きない試乗となりました。
ご興味のある方はこの機会に。
バイクの詳細やサイズ等々、是非お気軽にご相談下さいませ。
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