2018.Apr. 7
当店で現在展示中のS-WORKS EPICを実際にフィールドへ。
私のプライべートバイクは、
2017 KONA PROCESS134 DL
2018 S-WORKS ENDURO
あとは、P3も乗っております。
どちらかというと、XCレーシング寄りではないことは紛れもない事実。
そんな私が、『欲しい』と悶絶したS-WORKS EPICをご紹介します。
先ず、アプローチで感じるポイントはペダリングフィール。
他のピボットレスのフレームと比べてもとにかく自然、
違和感がないというか、もっと踏みたくなるのが印象的。
どんなジャンルのフルサスペンションバイクも、
癖まではいかない、キャラクター程度の個性を持っている事が多くあるんですが、
このEPICには全く感じませんでした。
そのサスペンションの『動き出し』作動を演出しているROCKSHOXと共同開発のMicroBrainショック。
路面からの衝撃に反応しサスペンションがフリーに作動するようになったり、
路面がスムースになると、よりペダリング効率上げるために作動を抑制してくれるシステムになります。
そしてBrainの反応をよりリニアにするため、先代のEPICに比べ大幅に後輪のシャフト近づけてマウントされています。
動き始めのフィーリングは、画像に見える青いレバーで簡単に調整することが可能。
動き始める感覚がとてもシームレス。
閉じる瞬間も『ポコ』と感覚的に感じるのですが
フィーリングがとてもシームレスで、バイクの挙動が乱れたり
ペダリングフィールに違和感を覚えたりすることが全くありません。
ストローク感も100㎜とは思えないほど懐があり、
ギャップを利用したジャンプでも不安は感じません。
こちらは真横から撮影したメインピボット。
32Tのチェーンリングの組み合わせでこの位置。
ピボットがなくても理想的なストロークの軌道を描けるよう設計してあり、
他のピボットレスのフレームと比べてもとにかく自然。
ペダリングフィールを実現するためのポイントでしょう。
もちろん、ハンドリングも特筆ものです。
それはジオメトリーの大幅変更によるものです。
Mサイズで比べてみると、
Reach 433㎜(15mm延長)
HeadTubeAngle 69.5°(1°寝かせている)
Trail 94mm (10mm延長)
ForkRake 42mm (4mm短縮)
STEM 75mm (15mm短縮)
トレールバイクは近年の流れであるフォワードジオメトリーのような進化を
与えられているのが分かります。
B.Bから前に重心移動の余裕があり、林道のコーナリングや斜度のあるトレールでも
とても扱いやすい。
またニュートラルポジションでしっかりフロント周りに
重心を預けてラインをトレールしていけるので無駄な力を使わない。
リアサスペンションの反応が良く、フロントでしっかりと設置感がありながら
リアタイヤのコントロール性もいい。
年々テクニカルになるXCレーシングシーンに合わせた真価が、
レースのシーンに留まらず、トレールや林道などでも恩恵があり
より楽しい方向でバイクが進化したということでしょうか。
登りが得意なXCレーシングバイクがトレールバイクのベースにするなんて
とても興味がわきますね。
S-WORKS EPICの試乗・展示は、4月17日(火)迄になります。
気になる方はこの機会に是非ご来店くださいませ。